車検・修理

車検の豆知識

知っていそうで知らない車検の豆知識

1.車検とは?

道路運送車両法で定められた自動車の保安基準に適合しているかどうかの検査です。
保安基準とは、「道路運送車両法」で定められている自動車に対する法律のことです。

2.なぜ車検が必要かというと、、、

クルマを長く使用していると、だんだん見えない部分が消耗してきたり、経年劣化してくる部分があります。
そのままの状態で使用し続けると「保安基準」に適合しなくなることがあります。
またはエンジンやブレーキなど重要な部分にトラブルが発生している場合には、運転している人ばかりではなく、周囲の方にも迷惑をかける事にもなり非常に危険です。

そこで、定期的に検査(車検)をすることで、「保安基準」との適合性を確認しているのです。
自動車の構造・装置を定期的にチェックすることで自動車の安全を確保、排ガス、円滑な道路交通の確保と省エネルギー化を維持するなどの目的で「車検」が設けられています。

車検時の点検項目
弊社は、下記の点検項目を行い車検を実施しております。

・車検証より車体番号・エンジン形式・ナンバーの封印確認等を行います。(同一性の確認)
・車両の内外装より、違法改造が無いか、ミラーが正しく取り付けられているか確認します。
・キーを差し込まない状態でハンドルを回し、ロックすることを確認します。
・エンジンのかかり具合が正常か、異音が無いか確認します。
・ブレーキの踏み残り代、踏み具合を点検します。(ブレーキの遊び・フアフア感)
・メーターランプ関連の作動点検を行います。(点灯と消灯が正常に行われるか)
・エンジンの低速加速の状態を点検します。
・マフラーの機能を点検します。(漏れ・ビビり音等、異音が無いか)
・クラッチの作用を点検します。(遊び・踏みごたえは正常か、異音・ガタは無いか)
・パーキングブレーキの引き代(踏み代)を点検します。(3ノッチ~5ノッチであるか)
・ハンドルの遊び、操作具合を点検します。
・ホーンの作用、大きさ、音色が一定であるか点検します。
・ライト回りが正常に作動するか点検します。
・インナーミラー、シフトレバー、スイッチの識別マークを点検します。
・ウィンドウォッシャー液の噴出位置を点検します。
・各シートのシートベルト・ヘッドレストを点検します。
・安全ガラス適否・透過率、フィルム、損傷を点検します。
・非常用信号用具の有効期限・電池等を点検します。
・ブレーキフルード量、ウィンドウォッシャー液量を点検します。
・パワーステアリングフルード量、ベルトの緩み、損傷を点検します。
・冷却水量・ファンベルトの緩み、損傷を点検します。
・燃料蒸発ガス排出抑止装置(チャコールキャニスター)を点検します。
・スパークプラグを点検します。(焼け具合・電極の消耗・すき間・亀裂・損傷はないか)
・ディストリピューターキャップの状態を点検します。(亀裂・損傷・焼損・腐食はないか)
・エンジンオイルの量、オイル漏れを点検します。(汚れ具合・量・漏れはないか)
・排出ガス減少装置等を点検します。(インジェクターにおいて確認)
・ブローバイガス還元装置を点検します。(PCVバルブホースにて点検)
・点火時期、エンジン回転数を点検します。(各車種の基準値であることを確認)
・タイヤホイールを点検します。(変形・損傷はないか)
・ホイールペアリングを点検します。(異音・ガスはないか)
・ブレーキを点検します。(引きずりはないか)
・サスペンションの取付状態を点検します。(損傷はないか、各部の締めつけ状態は正常か)
・ディスクキャリバーの取付状態を点検します。(損傷・液漏れはないか、取付部に緩みはないか)
・ブレーキホースの取付状態を点検します。(亀裂・損傷・接触・漏れの恐れはないか)
・ブレーキドラム・ブレーキシューの摩耗・損傷を点検します。(走行距離と減り具合から、次回点検まで使用できるか推測)
・ホイールシリンダーを点検します。(損傷・液漏れはないか)
・ブレーキパット・ディスクの損傷・摩耗を点検します。(走行距離と減り具合から、次回点検まで使用できるか推測)
・ショックアブソーバーを点検します。(オイル漏れ・損傷はないか)
・サスペンションリングを点検します。(ガタ・損傷はないか)
・冷却水・エンジンオイルを点検します。(漏れはないか)
・トランスミッション・デファレンシャルを点検します。(漏れはないか)
・プロペラシャフト・ドライブシャフト・ブーツを点検します。(損傷・変形・連結部にガタはないか)
・ユニバーサルジョイントを点検します。(連結部にガタはないか、正常に締めつけられているか)
・ステアリングリンケージを点検します。(ラックブーツに亀裂・損傷はないか、正常に締めつけられているか)
・ステアリングギアボックスを点検します。(取付は正常か、オイル漏れ・ガタはないか)
・サスペンションアーム・ロッドを点検します。(ラックブーツに亀裂・損傷はないか、取付は正常か、ガタはないか)
・ブレーキパイプ・パーキングケーブル。ブレーキホースを点検します。(亀裂・損傷・干渉・緩み・腐食・漏れはないか)
・マフラー・マフラーパイプを点検します。(亀裂・損傷・干渉・緩みはないか)
・触媒・遮熱版取付を点検します。(亀裂・損傷・干渉・緩みはないか)
・ホイールナットを点検します。(緩みはないか、各メーカーの規定トルクに従いチェック)